文書の過去の版を表示しています。
MPAINO アナログ出力 Yモジュール
YオプションモジュールはMCUのPWMを平滑し、直流電圧または電流信号を出力します。1モジュールは3チャネルで、選択した構成で組み込まれて出荷されます。出力範囲はチャネルごとのDIPスイッチと使用端子で決まります。プログラムのチャネル番号を変えるだけでは電圧・電流範囲は切り替わりません。
製品仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| オプションコード | Y、Y2、Y3、Y4 |
| モジュールあたりの出力 | CH0~CH2の3チャネル |
| 出力方式 | PWM平滑による直流電圧・電流 |
| 電圧範囲 | 各チャネルのDIPでDC 0~5Vまたは0~10V |
| 電流範囲 | DC 0~10mAまたは0~20mA。ソフトウェアで2~10mAまたは4~20mAのスケールも使用可能 |
| モジュール説明書の分解能 | 16 bit |
| モジュール説明書の精度条件 | DC 12V、Half Rangeで±0.5%以下 |
| 最大構成 | Yを4モジュール、計12チャネル。YとKの出力合計は12チャネルまで |
| 製品主電源 | DC 12~24Vが必要。ダウンロードケーブルの電源だけでは正常に出力できません |
構成とプログラム番号
| オプション | Yモジュール数 | アナログ出力数 | analogWrite(ch, value)のYチャネル |
|---|---|---|---|
| Y | 1 | 3 | 0~2 |
| Y2 | 2 | 6 | 0~5 |
| Y3 | 3 | 9 | 0~8 |
| Y4 | 4 | 12 | 0~11 |
各モジュールの端子はCH0~CH2と表示されますが、プログラム番号は最初が0~2、2番目が3~5と続きます。Kパルス出力は別の番号範囲を使用します。Kを1モジュール選ぶ場合はY2まで併用でき、K2を選ぶ場合はYを併用できません。Yは製品のデジタル入出力点数にかかわらず選択できます。
DIP設定と出力端子
| 対象チャネルのDIP | 電圧V+ | 電流I+ | 共通端子 |
|---|---|---|---|
| ON | DC 0~5V | DC 0~10mA、またはソフトウェアで2~10mA | − |
| OFF | DC 0~10V | DC 0~20mA、またはソフトウェアで4~20mA | − |
電圧はV+と−、電流はI+と−を使用します。両信号が同時に存在するため、受信機器は必要な信号の端子だけに接続してください。−は製品内部のGNDに接続されています。
- 両方の機器の電源を切り、配線するチャネルのDIP位置を確認します。
- 受信機器の入力形式、範囲、極性に合わせて接続します。
- DC 12~24Vの主電源を供給し、まず小さな出力値を測定してから負荷を接続します。
- 設置環境でノイズ対策が必要な場合はシールド線を使用します。
例:電圧またはゼロ基点の電流
Arduino IDEのAnalog Output Moduleを出荷構成に合わせます。次のスケッチはCH0に選択したDIP範囲の約半分を出力します。同じYモジュールの3チャネルはTimer設定を共有し、1チャネルのTOPや周波数変更が他にも影響します。
const uint8_t outputChannel = 0; void setup() { analogWriteInit(outputChannel, 65535, 1); // Y CH0のPWM TOPと分周比を設定 } void loop() { const uint16_t fullScale = analogWriteMax(outputChannel); // 現在の最大値を確認 analogWrite(outputChannel, fullScale / 2); // DIPで選んだ範囲の約50%を出力 delay(500); }
DIP ONでV+を使う場合の理想値は約2.5V、OFFなら約5Vです。これは比率の目安であり、実測精度の保証値ではありません。
例:4~20mA
CH0のDIPをOFFにし、受信機器をI+と−に接続します。analogWrite2()は0を4mA、65535を20mAに換算します。
const uint8_t outputChannel = 0; void setup() { // Y CH0のDIPをOFF(ハードウェア範囲0~20mA)にします。 } void loop() { analogWrite2(outputChannel, 32768); // 4~20mAの中間値、約12mA delay(500); }
IanalogWrite(ch, min, max, value)とIanalogWrite2(ch, min, max, value)は工学値を出力範囲に換算できます。analogWrite2()はDIPを切り替えないため、V+に接続した機器には4~20mAが流れません。
値が正しくない場合
| 症状 | 確認事項 |
|---|---|
| 出力しない | Yの搭載、DC 12~24V主電源、Analog Output Module設定、チャネル番号を確認します。 |
| 想定値の約半分・2倍 | チャネルのDIP ON/OFFとV+・I+の選択を確認します。 |
| 4mAの下限にならない | DIP OFF、I+の配線、analogWrite2()など4~20mA関数を確認します。 |
| 他のチャネルも変わる | 同じ3チャネルのTimerグループでTOPや周波数を変更していないか確認します。 |
