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ja-jp_products:mpino_studio2:first_project

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MPINO STUDIO 2 Phase 1 · 最初のプロジェクトを作る

MPINO Studio 2を初めて使用する方のための文書です。入力P0がONの間、出力P32がONになるラダー回路を作成し、ビルド、書き込み、モニタリングまでを完了します。

プログラム 実習ボード 完成する回路
MPINO Studio 2 MPINO-8A4R(T)-S P0 NO接点 → P32 出力コイル

最初のプロジェクト作成から動作確認までの流れ

画面写真について: 画面写真には韓国語版を使用しています。ボタンの位置とショートカットは、以下の説明と同じです。

1. 始める前に

次のものを用意します。

  • MPINO Studio 2をインストールしたPC
  • MPINO-8A4R(T)-Sボード
  • MPダウンロードケーブル(MPINO-8A4R(T)-S用)
  • 実際の入力試験を行う場合は、製品マニュアルに従って接続したP0入力信号

最初の試験では、出力負荷を外した状態でプログラム作成と書き込みまでを確認してください。

2. 初期画面

MPINO Studio 2を起動すると、すぐに編集できる① Untitledプロジェクトが開きます。左側のエクスプローラには、mainコードタブladderLoopラダータブが用意されています。

図1. 初回起動時に開く標準プロジェクト

初回起動時には、エラーレポートの自動送信に関する案内が一度だけ表示されます。内容を確認し、確認を選択して閉じます。この設定は、後からファイル → 環境設定 → 一般 → エラーレポートを自動送信で変更できます。

図2. 初回起動時に表示されるエラーレポートの案内

3. 画面の六つの領域を確認する

編集を始める前に、次の領域を確認します。

  1. ① メニューバー: ファイル、編集、表示、実行、設定、ヘルプ
  2. ② アクティビティバー: エクスプローラ、ボードとメモリ情報、ラダーツール、シンボル、シリアルモニタ、設定
  3. ③ サイドバー: 選択したアクティビティのプロジェクトとボード情報
  4. ④ エディタ: Arduino Cコードまたはラダー回路の編集領域
  5. ⑤ 下部パネル: ビルド出力、問題、ニーモニック、シリアルモニタ
  6. ⑥ ステータスバー: 現在の状態とポート選択

図3. MPINO Studio 2画面の基本構成

左下の⑦ 準備は固定表示です。右下の⑧ ポート選択ボタンで書き込みに使うシリアルポートを選びます。

4. 新規プロジェクトとボード選択

  1. ファイル → 新規作成を選択するか、Ctrl+Nを押します。
  2. 保存していない変更がある場合は、確認画面で続行するかを選びます。
  3. ボード選択画面で① MPINO-8A4R(T)-Sカードを選択します。
  4. ② 選択を押すか、カードでEnterを押すか、ダブルクリックします。Escでキャンセルできます。
  5. 新規プロジェクトが開いたら、Ctrl+Sでプロジェクト名と保存場所を指定します。
  6. 設定 → ラダーピンマップ設定を開き、P0P32の行で使用を選択してから確認を押します。
  7. Ctrl+Sを押し、ピンマップ設定をプロジェクトに保存します。

図4. MPINO-8A4R(T)-Sを選択したボード選択画面

ボードを選択しただけでは、ディスク上にファイルは作成されません。保存するときに.mp2プロジェクトファイルの名前と場所が決まります。

5. P0接点とP32コイルを配置する

エクスプローラで① ラダー → ladderLoopを選択します。グリッドのセルを選択してからツールバーボタンまたはファンクションキーを押すと、そのセルに要素が配置されます。

  1. 1行1列を選択し、② NO接点またはF2を押します。
  2. 1行2列を選択し、③ 出力コイルまたはF9を押します。
  3. ④ 最初のセルEnterを押すかダブルクリックし、アドレスにP0を入力します。
  4. ⑤ 2番目のセルEnterを押すかダブルクリックし、アドレスにP32を入力します。
  5. 画面が下の図と同じになったことを確認します。

図5. P0接点とP32出力コイルを配置したラダー回路

① 選択中のセルEnterを押すかダブルクリックすると編集画面が開きます。② アドレス入力欄に値を入力し、③ 確認を押します。接点とコイルは同じ形式の入力画面を使用するため、確定する前に選択中のセルとアドレスを確認してください。

図6. 接点編集画面でP0を入力するところ

よく使うラダーツール

ショートカット ツール 用途
F2 NO接点 入力がONの間、条件を通過させます。
F3 NC接点 入力がOFFの間、条件を通過させます。
F5 横線 前の条件を次のセルに接続します。
F6 縦線 セル右側の縦接続線を切り替えます。
F7 SETコイル 条件がONになった後も出力を保持します。
F8 RESETコイル SETで保持された出力を解除します。
F9 出力コイル スキャンごとに条件のON/OFFを出力へ反映します。
F11 立ち上がり検出 OFFからONへ変化した1スキャンだけONになります。
F12 立ち下がり検出 ONからOFFへ変化した1スキャンだけONになります。
Ctrl+Enter ボックス関数 タイマやカウンタなどのボックス関数を配置します。

この実習ではF2F9だけを使用します。完成した回路は、P0がONの間、P32をONにします。

6. ラダーがArduino Cコードとして実行される流れ

ビルド時に、MPINO Studio 2は.mp2プロジェクト内のラダーデータをCコードへ変換し、Arduinoツールチェーンでコンパイルします。ladderLoopタブはladderLoop()関数になります。

void setup() {
}
 
void loop() {
  ladderLoop();
}

ladderLoop()が実行されると、作成したラダーロジックが動作します。そのため、loop()から呼び出す必要があります。

図7. MP2プロジェクトの変換、ビルド、書き込みの流れ

7. プロジェクトをビルドする

  1. 実行 → ビルドを選択するか、Ctrl+Rを押します。
  2. 下部パネルが① ビルド出力へ切り替わったことを確認します。
  3. コンパイルログが終了するまで待ちます。
  4. 最後に[arduino-cli exit 0]と表示されれば成功です。

図8. 正常終了したビルド出力

ビルドに失敗した場合は、エラーの要約とログの最後から確認します。ボード選択、セルアドレス、コード構文の順に点検してください。

8. ポートを選択して書き込む

注意: ポートを選択していない場合、書き込みは開始されません。
  1. MPINO-8A4R(T)-SボードをMPダウンロードケーブルでPCに接続します。
  2. Windowsのデバイスマネージャー → ポート(COMとLPT)USB Serial Port (COMx)を確認します。表示されない場合はMPダウンロードケーブル用FTDIドライバーをインストールし、ケーブルを接続し直します。
  3. ステータスバー右側の① ポート選択を選びます。
  4. ② 開いたポート一覧からCOM3など、使用するポートを選択します。
  5. 実行 → 書き込みを選択するか、Ctrl+Uを押します。
  6. ビルドログの下に書き込みログが続き、正常に終了したことを確認します。

図9. ステータスバーで書き込みポートを選択する画面

ポート一覧はドロップダウンを開くと自動更新されます。書き込み中は、下部パネルから処理を中止できます。

9. 動作を確認する

シリアルモニタ

アクティビティバーの① シリアルモニタアイコンを選択します。② baud③ 文字エンコーディングを選び、④ 接続を押します。⑤ ASCII・HEX表示を切り替え、右側の⑥ 接続状態を確認できます。

図10. 接続したシリアルモニタ

リアルタイムラダーモニタリング

リアルタイムモニタリングを使う前に、設定 → ラダー設定 → モニタリング使用ポートで通信ポートを指定し、再度ビルドして書き込みます。その後、Ctrl+Mまたはラダー画面の① モニタリングONを使用します。

P0へ実際の入力信号が入ると、通電中の② P0接点③ P32コイルが強調表示されます。Escを押すとモニタリングが停止します。

図11. P0とP32が通電表示されたリアルタイムラダーモニタリング

10. Phase 1のショートカット

図12. 最初のプロジェクトの作業順序とショートカット

ショートカット 動作
Ctrl+N 新規プロジェクト
Ctrl+S プロジェクトを保存
F2 NO接点を配置
F9 出力コイルを配置
Ctrl+R ビルド
Ctrl+U 書き込み
Ctrl+M リアルタイムラダーモニタリングの切り替え

11. 完了チェック

次の項目がすべて完了していれば、Phase 1は終了です。

  • .mp2プロジェクトを保存しました。
  • ボードにMPINO-8A4R(T)-Sを選択しました。
  • ladderLoopの1行目にP0接点とP32コイルがあります。
  • ビルドログがarduino-cli exit 0で終了しました。
  • 正しいポートを選択してプロジェクトを書き込みました。
  • P0入力に合わせてP32コイルのモニタリング表示が変化します。

MPAINO-8A8R(T)で作る

MPAINO-8A8R(T)では最初の入力がP0、最初の出力がP64です。上記の編集・ビルド・書き込み・モニタリング操作を使い、ボード、出力アドレス、PCへの接続方法は以下に従います。

MPAINO-8A8R(T)のCPUモジュールにあるUSBダウンロードポートを、一般的なUSBケーブルでPCに接続します。Windowsのデバイスマネージャー → ポート(COMとLPT)Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COMx)を確認してください。表示されない場合はブリッジ内蔵モデル用CP210xドライバーをインストールし、ケーブルを接続し直します。

項目 このページのMPINO-8A4R(T)-S例 MPAINO-8A8R(T)
ボード選択 MPINO-8A4R(T)-S MPAINO-8A8R(T)
最初のデジタル入力 P0 P0
最初のデジタル出力 P32 P64
  1. ファイル → 新規作成で実機に合うMPAINO-8A8R(T)を選択し、プロジェクトを保存します。
  2. 設定 → ラダーピンマップ設定P0入力とP64出力の使用を確認して保存します。リレー(R)またはトランジスタ(T)の出力形式も実機と照合します。
  3. ladderLoopの1行目にNO接点P0と出力コイルP64を配置します。上の図5はMPINOの例なので、コイルのP32P64に変更してください。
  4. ビルド → ステータスバーで上記のCOMポートを選択 → 書き込み → 動作確認の順に進みます。配線はMPAINO-8A8R詳細または使用するTモデルの製品仕様で確認してください。

他のMPAINOモデルでは入出力点数やモジュール構成が異なります。選択したボードのピンマップを確認し、そのモデルのアドレスを使用してください。

トラブルシューティング

症状 確認する項目
書き込みがすぐに中止されます。 ステータスバーでポートを選択したか確認します。
P0または出力が意図どおりに動きません。 選択したボードと実機が一致するか確認します。設定 → ラダーピンマップ設定で入力P0とモデルに対応する出力アドレス(P32またはP64)の使用を確認します。
ラダーに通電表示が出ません。 モニタリングポートを設定してから、もう一度ビルドして書き込みます。
ビルドに失敗します。 ビルド出力の最後のエラーとmainコードの構文を確認します。

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