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ja-jp_guide:getting_started

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Arduino IDEで始める

MPINO・MPAINO製品にプログラムを書き込み、デジタル出力と入力を確認する手順です。以下のコードで使う入力0と出力64はMPAINO-8A8R(T)の例です。ほかの製品では、その製品のピンマップに記載されたアドレスに変更します。

1. 製品と入出力アドレスを確認

製品ラベルで正式なモデル名、R/Tの出力形式、電源入力仕様を確認します。出力形式によって、負荷の接続方法と動作確認方法が異なります。

  • MPAINO-8A8R(T): 以下の例では入力0と出力64を使います。8A8Rまたは8A8Tのピンマップで端子とアドレスを確認します。
  • ほかのMPAINO・MPINOモデル: MPAINO SeriesまたはMPINO Seriesから該当モデルを開き、使用する入出力アドレスを確認します。

2. 電源を入れる前に

  1. 製品説明書と照合して、端子名と電源の極性を確認します。
  2. COMの配線と、製品に指定された書き込み用ケーブルを確認します。この例のMPAINO-8A8R(T)は、CPUモジュールのダウンロードポートに一般的なUSBケーブルを接続します。
  3. 最初の書き込みと出力確認は、出力負荷を外した状態で行います。
  4. 非常停止回路と過電流保護回路はプログラムとは別に構成します。

3. Arduino IDEとILOGICSボードをインストール

Arduino IDEとILOGICS SDKのインストールからボード・ポート選択まで

Arduino IDEとILOGICS SDKのインストールからボード・ポート選択まで

  1. Arduino公式ダウンロードページからWindows用Arduino IDEのインストーラーをダウンロードしてインストールします。
  2. ILOGICS Arduino SDKダウンロードページからARDUINO SDK INSTALLをダウンロードして実行します。ILOGICSのボード定義がArduino IDEに追加されます。
  3. Arduino IDEを終了し、もう一度起動します。
  4. 製品をPCに接続し、次の手順でボードとポートを選択します。

ボードを選択

Arduino IDE上部のボード選択欄をクリックし、Select other board and port…を選択します。以下はMPAINO-8A8R(T)を検索して選択した実際の画面です。

Arduino IDEでMPAINO-8A8R(T)のボードを検索して選択

Arduino IDEでMPAINO-8A8R(T)のボードを検索して選択

番号 画面で行う操作
1 BOARDSの検索欄に製品のモデル名を入力します。
2 製品ラベルと一致するILOGICSボードを選択します。MPINO-8A4R-SとMPINO-8A4T-SではMPINO-8A4R(T)-Sを選択します。

ポートを選択

MPAINO-8A8R(T)を接続した後、Windowsのデバイス マネージャー → ポート(COMとLPT)にはSilicon Labs CP210x USB to UART Bridge(COM1)と表示されました。Arduino IDEでは同じポートがCOM1 Serial Port (USB)と表示されます。COM番号が一致するポートを選択します。

Arduino IDEでMPAINOのCOM1ポートを選択

Arduino IDEでMPAINOのCOM1ポートを選択

番号 画面で行う操作
1 PORTSで、デバイス マネージャーで確認したCOM番号を選択します。画像のCOM1はこのPCの例で、番号はPCによって異なります。
2 OKをクリックしてボードとポートの選択を確定します。

Arduino IDEでは、ドライバー名ではなくCOMx Serial Port (USB)と表示される場合があります。MPダウンロードケーブルを使う製品は、Windowsのデバイス マネージャーでUSB Serial Port(COMx)と表示されます。このMPAINOの例で使用するCP210xのポートと区別してください。

デバイス マネージャーにCOMポートが表示されない場合は、接続方法に合うドライバーをインストールしてからケーブルを接続し直します。

ボードを選択済みなら、メニューからも同じポートを選択できます:① Tools → ② Port → ③ COM1

Arduino IDEのToolsメニューからPortとCOM1を選択

Arduino IDEのToolsメニューからPortとCOM1を選択

ボードだけでもコードの検証はできますが、製品への書き込みにはポートの選択も必要です。

4. 最初の出力プログラム

以下のスケッチはMPAINO-8A8R(T)の出力64を0.5秒ごとにON・OFFします。

Arduino IDEのスケッチ編集画面、検証、書き込み、ボード選択の位置

Arduino IDEのスケッチ編集画面、検証、書き込み、ボード選択の位置

番号 画面で行う操作
1 検証(✓): コードをコンパイルしてエラーを確認します。製品への書き込みは行いません。
2 書き込み(→): 検証したプログラムを選択したポートの製品に転送します。
3 ボード選択: 選択中のモデル名を確認し、必要に応じてボード・ポート選択画面を開き直します。
4 スケッチ編集領域: 以下のコードを入力します。
const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 64; // MPAINO-8A8R(T)の例
 
void setup() {}
 
void loop() {
  digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, HIGH);
  delay(500);
  digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, LOW);
  delay(500);
}

MPAINO-8A8R(T)向けILOGICS SDKのmain()は、setup()の実行前に出力ピンを出力モードに設定します。この例でpinMode()を別途呼び出す必要はありません。

  1. ファイル → 新規スケッチを開いてコードを入力します。MPINOまたはほかのMPAINOモデルでは、OUTPUT_CHANNELをそのモデルのピンマップに記載された最初の出力アドレスに変更します。
  2. Ctrl + Sでスケッチを保存します。
  3. 検証(✓)をクリックします。下部の出力欄にエラーがなく、Done compiling.と表示されればコンパイルは完了です。
  4. ボードとポートを確認して書き込み(→)をクリックし、完了メッセージを待ちます。
  5. 出力負荷を接続しない状態で、該当する出力の表示灯がある製品は、表示が0.5秒ごとに変わることを確認します。

リレー出力では接点の動作音でも確認できます。トランジスタ出力は外部電源と負荷を接続しない状態では電圧出力のように測定できません。出力表示灯がない製品では、まず説明書でその出力の確認方法を調べてください。

5. 入力に応じて出力を切り替える

MPAINO-8A8R(T)の入力0を読み、その状態を出力64に反映する例です。入力がHIGHのときに出力がON、LOWのときにOFFになります。

const uint8_t INPUT_CHANNEL = 0;   // MPAINO-8A8R(T)の入力例
const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 64; // MPAINO-8A8R(T)の出力例
 
void setup() {}
 
void loop() {
  bool inputState = digitalRead(INPUT_CHANNEL);
  digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, inputState);
}

このスケッチを検証(✓)してから書き込み(→)ます。MPAINO-8A8R(T)の製品説明書に従って入力信号を接続し、入力状態を変えたときに出力状態も連動することを確認します。MPAINOのデジタル入力にはプルダウン抵抗が内蔵されています。ほかのモデルでは、その製品のピンマップに記載されたアドレスを使い、入力回路を確認してください。

6. 問題が起きたとき

症状 確認する内容
ボード検索に製品が表示されない ARDUINO SDK INSTALLを実行したか確認し、Arduino IDEを再起動します。
検証でエラーが出る 下部の出力欄でエラー位置を確認し、コードの入力ミスと選択したボードを確認します。
書き込みに失敗する ボードとCOMポート、製品の書き込み用ケーブル、製品の電源を確認します。
書き込み後も出力が変わらない OUTPUT_CHANNELが製品のピンマップにある出力アドレスか確認し、出力形式と表示灯の有無を確認します。

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