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目次
Arduino IDEで始める
Arduino IDEとILOGICSボードをインストールし、MPINO・MPAINO製品に最初のプログラムを書き込んでデジタル入出力を確認する方法を説明します。
1. Arduino IDEとILOGICSボードをインストールする
- Arduino公式ダウンロードページからWindows用Arduino IDEをインストールします。
- ILOGICS Arduino SDKダウンロードページから
ARDUINO SDK INSTALLをダウンロードして実行します。 - Arduino IDEを終了し、再起動します。
Arduino IDE画面左上の検証(✓)でコードをコンパイルし、その隣の書き込み(→)で選択したポートの製品へプログラムを転送します。
ILOGICS SDKがデジタル入出力方向を自動設定するため、以下の例にpinMode()を追加する必要はありません。
2. 製品を接続してCOMポートを確認する
最初の書き込みでは出力負荷を外します。電源仕様とR(リレー)・T(トランジスタ)の出力形式は、各製品の詳細ページで確認してください。
すべてのMPAINOモデル
- PCとCPUモジュールのUSBダウンロードポートをUSBケーブルで接続します。
- Windowsのデバイスマネージャー → ポート(COMとLPT)で
Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge(COMx)のCOM番号を確認します。 - ポートが表示されない場合はCP210x USBドライバをインストールし、接続し直します。
MPINO-16A8R
- PCと製品本体のUSBダウンロードポートをUSB A-Bケーブルで接続します。
- デバイスマネージャーで
Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge(COMx)のCOM番号を確認します。 - ポートが表示されない場合はCP210x USBドライバをインストールし、接続し直します。
その他のMPINOモデル
- PCと製品のダウンロードポートをMPダウンロードケーブルで接続します。
- デバイスマネージャーで
USB Serial Port(COMx)のCOM番号を確認します。 - ポートが表示されない場合はMPダウンロードケーブル用FTDIドライバをインストールし、接続し直します。
3. ボードとポートを選択する
MPINOまたはMPAINOの製品シリーズページにあるArduino IDE設定表で、使用するボード名を確認します。Arduino IDE上部のボード選択欄からSelect other board and port…を開き、同じ名前を検索して選択してください。図の製品名は選択方法の例です。
| 番号 | 選択する内容 |
|---|---|
| 1 | BOARDS検索欄に、製品シリーズのArduino IDE設定表で確認したボード名を入力します。 |
| 2 | 名前が完全に一致する検索結果を選択します。RとTをまとめた製品では、R(T)と表示された共通ボードを使用します。 |
デバイスマネージャーで確認したCOM番号をPORTSから選択します。
| 番号 | 選択する内容 |
|---|---|
| 1 | PORTSで、デバイスマネージャーと同じCOM番号を選びます。図のCOM1とCOM3は例です。 |
| 2 | OKを選択してボードとポートを適用します。 |
上部メニューのツール → ボード、ツール → ポートから同じ項目を選択することもできます。
4. 最初の出力を点滅させる
製品シリーズのArduino IDE設定表で最初の入出力番号を確認し、下記から同じ番号の例を使用します。ファイル → 新しいスケッチを開いてコードを入力し、Ctrl + Sで保存します。検証(✓)でDone compiling.を確認してから書き込み(→)を選択します。
リレー出力は動作音で確認できます。トランジスタ出力を確認する場合は、電源を切り、製品詳細ページの出力配線に従って試験負荷を接続してください。
すべてのMPAINOモデル・出力64
// MPAINOの最初の出力 const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 64; void setup() {} void loop() { digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, HIGH); delay(500); digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, LOW); delay(500); }
入力0・出力32を使用するMPINOモデル
MPINO-8A4R(T)-S、MPINO-8A4R-SU、MPINO-8A8R(T)-S、MPINO-16A16Rで使用します。
// 該当するMPINOモデルの最初の出力 const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 32; void setup() {} void loop() { digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, HIGH); delay(500); digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, LOW); delay(500); }
MPINO-8A8R・16A8R8T・リレー出力62
MPINO-16A8R8Tのトランジスタ出力O(39)を試験する場合は、製品詳細ページでトランジスタ出力の配線を確認し、OUTPUT_CHANNELを39に変更します。
// リレー出力R(62) const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 62; void setup() {} void loop() { digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, HIGH); delay(500); digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, LOW); delay(500); }
MPINO-16A8R・出力39
// リレー出力R(39) const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 39; void setup() {} void loop() { digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, HIGH); delay(500); digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, LOW); delay(500); }
5. 最初の入力で出力を制御する
電源を切ってから入力とCOMを配線します。入力をON/OFFし、出力が連動することを確認します。端子とCOMの位置は、使用する製品のデジタル入力と出力の項目で確認してください。
すべてのMPAINOモデル・入力0 → 出力64
// MPAINOの最初の入力 const uint8_t INPUT_CHANNEL = 0; const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 64; void setup() {} void loop() { const bool inputOn = digitalRead(INPUT_CHANNEL); digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, inputOn); }
入力0・出力32を使用するMPINOモデル
// 該当するMPINOモデルの最初の入力 const uint8_t INPUT_CHANNEL = 0; const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 32; void setup() {} void loop() { const bool inputOn = digitalRead(INPUT_CHANNEL); digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, inputOn); }
MPINO-8A8R・16A8R8T・入力22 → リレー出力62
// 入力I(22) const uint8_t INPUT_CHANNEL = 22; const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 62; void setup() {} void loop() { const bool inputOn = digitalRead(INPUT_CHANNEL); digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, inputOn); }
MPINO-16A8R・入力22 → 出力39
// 入力I(22) const uint8_t INPUT_CHANNEL = 22; const uint8_t OUTPUT_CHANNEL = 39; void setup() {} void loop() { const bool inputOn = digitalRead(INPUT_CHANNEL); digitalWrite(OUTPUT_CHANNEL, inputOn); }
6. 問題が起きたとき
| 症状 | 確認する内容 |
|---|---|
| ボードの検索結果にモデルが表示されない | ARDUINO SDK INSTALLを実行した後、Arduino IDEを再起動したか確認します。製品シリーズのArduino IDE設定表にあるボード名をそのまま検索したか確認します。 |
| デバイスマネージャーにCOMポートがない | 「製品を接続してCOMポートを確認する」で、使用する製品の接続方法とドライバを確認します。MPINO-16A8RではMPダウンロードケーブルを使用しません。 |
| 検証でエラーが表示される | 選択したボードが製品と一致するか、コードを正しく入力したか確認します。出力欄に最初に表示されたエラー行から確認します。 |
| 書き込みに失敗する | デバイスマネージャーとArduino IDEのCOM番号が一致するか確認します。ケーブル接続と製品電源も確認します。 |
| 書き込み後も出力が変わらない | 製品シリーズのArduino IDE設定表で、最初の出力番号とR/Tの出力形式を確認します。トランジスタ出力の状態確認には、配線された試験負荷が必要です。 |
| 入力をONにしても出力が変わらない | 製品シリーズのArduino IDE設定表で最初の入力番号を確認し、製品詳細ページの入力・COM配線を確認します。 |
